[本文]

国名:
英国
公開機関:
国防科学技術研究所(Dstl)
元記事公開日:
2018/11/15
抄訳記事公開日:
2019/01/23
元記事の言語:
英語

DstlのAIを駆使した「ムーンライト」システムが世界中のレーダー・システムを監視

Dstl AI tracks global radar systems

本文:

2018年11月15日付国防科学技術研究所(Dstl)の標記発表の概要は以下のとおり。

Dstlの科学者らは人工知能(AI)を駆使し、世界中で作戦行動中の英国の軍事要員とその機器を保護するために、世界最先端のレーダー追跡システムを用いて敵レーダーの監視を行う。

何千ものレーダーが世界中に存在しており、その多くは敵対国が英国の軍事作戦を追跡し、潜在的に英国に脅威を与えるために使用されている。これらのレーダーに関する正確でリアルタイムな情報を得るのは、非常に難しく、多くの時間やコストがかかる。そして限られた情報をもとに我々の軍隊が軍事作戦を実行するにはリスクがある。

Dstlの「ムーンライト」システムは、機械学習アルゴリズムを使用して重要なデータを収集する。これは、機械学習を使用して毎日1万台以上のレーダーの位置を自動的に更新する唯一のシステムで、毎月3万2,000時間の手作業による分析作業を節約できる。収集されたデータは、現在、英国が支援する海上、陸上、航空の共同ミッションの計画・事後分析の改善に役立っている。

Dstlは業界のパートナーである3SDL社と協力して問題に取り組んできた。新しくかつ斬新な機械学習ソフトウェアが、プロセスを自動化するために開発された。これにより、位置の正確性が大幅に向上し、ほとんどリアルタイムでレーダーを識別できる。

米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドはすべて「ムーンライト」の使用に関心を示している。Dstlは現在、NATO向けのバージョンを設計している。これにより、脅威となるレーダーを識別して特定する同盟国の能力が大幅に向上することになる。

[DW編集局]