[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究省(MESR)
元記事公開日:
2013/05/30
抄訳記事公開日:
2013/06/17

欧州競争力会議: 宇宙および研究に関する集中討議

Conseil de compétitivité de l'U.E. consacré à l'espace et à la recherche

本文:

高等教育・研究省の2013年5月30日標記報道発表の概要は以下のとおり。

2013年5月30日ブリュッセルで開かれた宇宙・研究に関するEUの競争力会議は、宇宙産業政策および高性能計算に関する決議を採択した。出席閣僚らはまた「Horizon 2020」プログラムの主要課題についても議論した。

本会議では次の各点で進展があった。

・宇宙産業政策に関する決議の採択
フィオラゾ高等教育・研究大臣にとっては科学プログラム「コペルニクス」にフランスが注視していることを示すよい機会であった。これに関して、欧州の宇宙利用の独自性を確保しつつ科学的知識を向上させ、宇宙産業を実質的に強化し、大企業でも中小企業でも多様な雇用を創出している「ガリレオ」計画が模範となることを大臣は強調した。

・高性能計算に関する議長国アイルランドの決議案を採択
フィオラゾ大臣は、高性能計算が、高度の科学とその産業組織(とくに中小企業)への普及にとって重要であることを指摘した。研究、イノベーション、競争力は、あらゆる分野において永続的に増大する大量データの処理能力に今後ますます依存する。いわゆる「ビッグデータ」の問題であるが、フランスは高性能計算によって目覚しい科学・産業上の手段を得ることができる。

・「Horizon 2020」プログラムの主要課題に関する議論
次の2つの方向性が確認された。
①(資金支援利用の) 簡素化は全員一致で支持・採択されていること
② 予算に関して、欧州議会の審判の結果、競争力政策とりわけ大型研究開発プログラム「Horizon 2020」の重要性が増していること

[DW編集局+JSTパリ事務所]