国立宇宙研究センター（CNES）の2013年5月28日標記報道発表の概要は以下のとおり。

CNES理事長のジャン=イブ・ルガル氏とインド宇宙研究機構（ISRO）理事長のラダクリシュナン博士は2013年5月27日バンガロールで会談した。この会談では、2013年2月フランス大統領のインド訪問の際に署名された合意声明に原則が示されているCNESとISROとの間の協力強化について話し合われた。

この会談は現在実施中のさまざまな協同作業をレビューする機会でもあった。1983年にインド最初の「Apple」衛星をアリアンロケットで打ち上げて以来、フランスとインドは、気候変動、海洋学、研究および技術の分野あるいは商業衛星打ち上げの分野における多くのプロジェクトを通じて、非常に密接な関係を維持している。

このような協力により今日ではCNESとISROとの間で相互信頼の雰囲気の中で定期的な交流が行われ、それが両国にとって大きな利益となっている。両国の協力により、最近インドの打ち上げロケットPLSVによって軌道投入された2つの科学衛星の開発が行われた。一つは2011年10月に打ち上げられた気候調査用の「Megha-Tropiques」であり、もう一つは2013年2月に打ち上げた海洋観測用の「SARAL-Altika」である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]