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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 科学技術部(MOST)
- 元記事公開日:
- 2013/07/08
- 抄訳記事公開日:
- 2013/07/17
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科学技術部が若手研究者の国際交流促進を精力的に推進
- 本文:
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2013年7月08日と10日付の「中国科学技術部」ウェブサイトでは、中国科学技術部(MOST)が若手研究者の国際交流促進に取り組むことを報道した。本記事ではその概要をまとめる。
近日MOSTのウェブサイトで掲載された情報によると、2013年度の「中米科学技術者交流プログラム」と「中豪若手研究者交流プログラム」のキックオフ式が去る6月11日と6月24日に、それぞれ北京とシドニーで行われた。詳細は、主に以下の通り。
・「中米科学技術者交流プログラム」は、若手研究者間の交流促進の目的で中米政府間科学技術協力協定に基づき2004年に立ち上げられた事業であり、毎年夏休みに、米国内の大学から大学院生を中国国内大学、研究所等へ短期派遣するものである。2013年度は、カリフォルニア大学、アリゾナ大学等から、生態学、生物学、物理化学等の分野から30人の若手研究者が選ばれ、清華大学、北京大学及びCAS傘下の研究所等で7週間に亘る共同研究を行うこととなる。
また、本交流を通じて合計300人以上の米国若手研究者が中国に来ているという。
・「中豪若手研究者交流プログラム」は、中国の温家宝首相(当時)が2006年4月にオーストラリアを訪れた際に、MOSTとオーストラリア教育科学訓練省(DEST)との間で合意した若手研究者交流促進事業である。同事業に基づいて、両国は毎年、関連の重点分野から若手の研究者を16人(2011年までは8人であった)ずつ選び、相手国の大学、研究所等へ短期派遣している。 [JST北京事務所]