013年5月15日付の「中国科学報」ネット版は、中国科学院本部機構の科学研究管理の改革事業を正式にスタートしたと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中国科学院は、このほど北京で本部幹部会議を開き、本部科学研究管理の改革事業を正式にスタートした。会議は、中国科学院本部の改革案、各部署指導者グループの構成、指導者の分担体制を発表し、中国科学院の白春礼院長が重要な演説を行った。

白春礼院長は、中国科学院本部の科学研究管理改革の重要な意義を強調した。白春礼院長によると、「本部の科学研究管理改革の実施は、党中央・国務院の指導者による同院の新時期における事業に対する要望を実行し、科学技術体制改革の深化と政府の「大部門体制」という新しい趨勢に適応し、中国科学院「イノベーション2020」という発展システムの構築を飛躍的に推進する重大な措置である」とのこと。

白春礼院長はまた、「中国科学院機関は同院全体行政管理の中核として、科学技術改革で手本となる役割を果たすべきである。各部署の幹部や科学技術者は、大胆に全院科学体制改革の手本になり、思考の方式を変え、全体観念を樹立し、局部と全局、改革と発展、ポストとミッションとの関係を積極的に処理し、「イノベーション2020」という目標の達成のために共同で奮闘する。」と語った。

[JST北京事務所]