[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2013/06/20
抄訳記事公開日:
2013/08/15

NSF とUSAID、途上国開発支援の54課題を新たに共同採択(PEERプログラム)

NSF and USAID Jointly Announce Next Round of Global Research Collaboration Awardees

本文:

国立科学財団(NSF)と米国国際開発庁(USAID)は合同で6月20 日、32カ国、54の新しい研究プロジェクトを共同で採択した事を発表した。NSFとUSAIDとの共同イニシアチブ「PEER (Partnerships for Enhanced Engagement in Research) Science」を通して支援を受けるこれら研究プロジェクトは、途上国開発における重要分野において、国際共同研究を進める。

USAIDは途上国の研究者を支援し、その研究者はNSFの支援を受ける米国の研究者と共同で研究を進める。この競争的資金である「PEER Science」プログラムは2年前に開始し、既に42カ国、98のプロジェクト に1,200万ドルを投資している。採択された研究プロジェクトの研究者達は、各国ですでに様々な協力成果をあげている。

今回発表された54件のPEER Science採択プロジェクトは、持続可能な森林農業システム、地下水浄化、生物多様性保全、火山噴火に伴うリスク削減、干ばつと気候変動緩和、汚染改善等、様々な地球規模で切迫している研究分野の研究や、他の科学教育や訓練に関連したプロジェクトもあり、合計約750万ドルの研究資金の配布を受ける。これら採択プロジェクトは300の質の高い応募課題から選ばれており、これらに協力する米国側研究課題のNSF研究資金の合計額は7,600万ドルである。

ブラジル、ビルマ、イラク、モザンビーク、イスラエルのヨルダン川西岸ガザ地区、など、PEER Scienceの初めての受賞者として、15の国と地域が名を連ねている。

[JSTワシントン事務所]