[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立宇宙研究センター(CNES)
元記事公開日:
2013/07/01
抄訳記事公開日:
2013/09/01

国立科学研究センター(CNRS)の現状を示す数字

CNRS-Les chiffres-clés

本文:

国立科学研究センター(CNRS)はそのWebサイト上の標記数字をこのほど更新したので、以下に示す。

1) 職員
・2011年12月31日時点の正規職員数は25,300名(研究者は11,300名、技術者・事務職員等は14,000名)、正規の肩書きを持たない職員(博士課程院生、ポスドク、客員研究者、給費研究生等)が約8,000名。

2) 研究室
・全国に分散配置されている研究ユニットが1029ユニット。そのうちの96%が高等教育・研究施設やその他の国立機関や国際的機関との協力関係にある。
・サービスユニットが111ユニットあり、そのうちの76%強(宇宙科学天文台等)が協力関係を有する。

3) 予算
・2013年予算は3,415百万ユーロで、そのうち802百万ユーロが独自収入源によるものである。

4) 発表論文
・年平均29,000件の発表論文の中で、医学を除く生命関連科学に関するフランスの発表論文の約71%をCNRS関連の研究室の研究者が占めている。半数以上が外国の少なくとも1研究室との協力の成果である。

5) 産業界への影響力
・「Intellectual Property Today」社が米国に出願される特許で世界の公的研究機関の「スコアボード」を毎年発表しているが、CNRSは2009年には上位10位以内に入る欧州トップの機関となった。
・フランス特許の出願では6大企業グループより下位にあるが、公的機関では第1位にいる。2012年末には4,521件の主要特許ファミリを保有している。
・2012年末でライセンス提供業務が959件、2000年以降のイノベーション起業件数が704件。
・大企業との枠組協定が25件。

6) 国際協力
・約50カ国との研究者交流枠組協定が50件。
・CNRSの共同研究室に現在受け入れている外国人研究者が4,600名。
・CNRS正規職員の外国人研究者が1,690名。技術者・技術補助員は420名。
・科学協力国際プログラムが331件。
・国際共同研究室が127件。
・国際研究グループが112件。
・2011年末に活動中の国際混成研究ユニットが30件、そのうち7件が2011年に創設された。
・在外フランス研究機関の混成研究ユニットが27件。
・在外駐在事務所が11箇所(ブリュッセル、ハノイ、マルタ島、モスクワ、ニューデリー、北京、プレトリア、リオデジャネイロ、サンチャゴ、東京、ワシントン)

[DW編集局+JSTパリ事務所]