[本文]

国名:
中国
公開機関:
科技日報
元記事公開日:
2013/05/31
抄訳記事公開日:
2013/09/01
元記事の言語:
中国語

中国人研究者は、H7N9ウィルスが耐薬品性を持つように変異したことを発見

我学者研究发现H7N9病毒已出现耐药变异

本文:

2013年5月31日付の「科技日報」ネット版は、中国の研究者が、H7N9ウィルスが突然変異して耐薬品性を持つことになった事例を発見したことを報道した。本記事ではその概要をまとめる。

復旦大学上海医学院ウィルス学重点実験室室長を務める袁正宏教授が率いる新規感染症研究チームは最近、タミフルを19日間服用したH7N9鳥インフルエンザの患者より採取した咽頭拭いからH7N9ウィルスを構成する重要成分である核酸に持続的に陽性が現われることを発見した。一部のH7N9ウィルスが既に耐薬品性を持つことになったことが判明した。この成果は5月29日出版の医学誌「ランセット」(The Lancet)に発表した。

また、同チームは2人の重症患者を対象とした抗ウィルス治療において、患者体内におけるH7N9ウィルス株の神経性アミノ酸(NA292位のアミノ酸)がRからKに突然変異したことも発見した。この発見は、NA292位アミノ酸のR/K突然変異を臨床におけるタミフルの効果不奏功と予後不良との関連を初めて関係付けるもので、これに拠って、耐薬品性の遺伝子変異が臨床の抗ウィルス治療において誘導され得ることが分かった。

[JST北京事務所]