[本文]

国・地域名:
オランダ
元記事の言語:
英語
公開機関:
オランダ応用科学研究機構(TNO)
元記事公開日:
2013/07/17
抄訳記事公開日:
2013/07/31

TNO、タンザニアのマラ地方でフッ化物無添加の健康な飲料水の確保を支援

TNO helps Tanzania’s Mara region to get healthier fluoride-free drinking water

本文:

オランダ応用科学研究機構(TNO)の2013年7月17日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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TNO(オランダ応用科学研究機構)がタンザニアで、フッ化物を除去し飲用に適した水にするための地下水処理方法を開発している。この方法は、現地で利用可能で、またごく安価で、現地の人々が小規模で利用できるものでなければならない。さらに、処理に要するエネルギーコストも最小限に抑える必要がある。最初の処理施設は、人口60万の地域の約2,000人の住民に、フッ化物無添加の水を提供する予定である。

今月、TNOはタンザニアにおいて、SNVオランダ開発機構やBoP Innovation Centre、Hatenboer Water、Duneaと共同で、持続可能な分散型の方法でマラ地方の人々にフッ化物無添加の健康な飲料水を提供するプロジェクトを開始した。一部の国の地下水には、もともとフッ化物が含まれているが、高濃度のフッ化物は健康面でもきわめて有害で、フッ化物を過剰に摂取すると歯や骨に深刻な問題が生じる恐れがある。上記の方法は、持続可能なことが証明されれば、他の国や地域でも実施されることになる。

[JSTパリ事務所]