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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
- 元記事公開日:
- 2013/07/22
- 抄訳記事公開日:
- 2013/08/12
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欧州の科学研究協力、より多様化を目指して
- 本文:
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欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2013年7月22日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===欧州は政治的、文化的な平等と多様性を実現しようと努力している、強力な経済共同体であるという点で独特な存在である。しかし、言語の異なるすべての集団を対等な立場に維持するということは、特に情報システムの面で、時として複雑な作業になりかねない。
多言語とマルチメディアに基づいた情報システムは、複雑化する一方である。利用者の多様なニーズに応え、複雑なタスクを処理しなければならないからである。このようなシステムの開発には、そのシステムが必ず利用者の要求に応え、望ましい効果を提供できるようにするための適切な評価方法が必要となる。さらに、新たなインターネットの理論的枠組み(パラダイム)が絶えずメディア全般を拡大し続けているため、多言語による交流がより一層困難な課題となってきている。
EUが資金提供し、Padua大学がコーディネーターを務めるPROMISE(マルチメディア及び多言語情報システムの評価に関する参加型研究室(Participative research laboratory for multimedia and multilingual information systems evaluation))プロジェクトには、情報システムにおける多言語使用と多文化主義について検討するため、広範にわたる分野を手掛ける研究チームが編成されている。
もちろん、国や文化を隔てているものは言語だけではない。人々が行ったり見たりすることについて、どのように対処し、これらを測定し、評価するかという方法にさえも基本的な違いがある。情報システムでは、こうした違いに対処することが求められている。
大規模データの利用が共通の資源となりつつある分野ではとりわけ、正確で反復可能な評価が重要なカギとなるだろう。PROMISEは、EUから約440万ユーロの資金提供を受けており、イタリア、スイス、アイルランド、オーストリア、英国、スウェーデン、フランス、ドイツ、デンマークおよびオランダのパートナーが参加している。このプロジェクトは、2013年8月に終了する。
[JSTパリ事務所]