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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 科技日報
- 元記事公開日:
- 2013/06/17
- 抄訳記事公開日:
- 2013/09/19
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中国、最新の世界スパコン性能ランキングで再び「世界一」になった
- 本文:
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2013年6月17日付の「科技日報」ネット版は、中国開発のスパコンが当日発表された最新の世界スパコンランキングでにおいて再び1位にランクされたことを報道した。本記事ではその概要をまとめる。
この度ドイツ・ライプチヒで開催中の「国際スーパーコンピューティング会議ISC‘12」から発表された第41回世界スパコン性能ランキングTop500で1位になったのは、中国国防科学技術大学(NUDT、湖南省長沙市)で開発された「天河2号」である。その前の世代の「天河1号」も2010年11月に中国からのスパコンとして初めて世界1位になった。「天河2号」は、科学技術部主宰の「863計画」より支援を受けて開発されたもので、Linpackベンチマークの測定において1秒間に3.39京回の演算速度を出しており、これが前回の1位であった米国の「タイタン」の約2倍となった。「天河2号」の開発担当者によると、同スパコンのサーバアレイにNUDTが自ら開発した高性能の「飛騰-1500」CPUを搭載しているほか、高速ネットワークの構築や新型多層構造のストレージシステム創製などで多数のイノベーションとブレークスルーを実現しており、巨大データの処理等多様な需要に対応できるという。 [JST北京事務所]