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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 科技日報
- 元記事公開日:
- 2013/06/18
- 抄訳記事公開日:
- 2013/09/20
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国家科学技術賞は表彰規模のスリム化を進める一方、若手研究者への支援を強化へ
- 本文:
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2013年6月18日付の「科技日報」ネット版は、中国政府主導の国家科学技術賞*は表彰効果の向上を図るため、表彰課題の数を毎年に絞っていると伝えた。本記事ではその概要をまとめる。
6月18日に行われた2013年度国家科学技術賞1次評価の記者会見によると、2013年度は前年に続き、国家科学技術賞の表彰数が絞り続けられることになる。今年各項目の全体削減率は7.6%と見込まれ、うち、項目別では、科学技術進歩賞は11%減となる。一方、全表彰課題に占める比率について、基礎重視の自然科学賞と独創性重視の技術発明賞の比率が引き上げられる見通しである。
また、若手人材育成重視の視点から、今年度の課題推薦において、40才未満者が研究代表者を務める課題は、該当分野の3人以上の知名専門家の推薦があれば、国家自然科学賞に立候補できる、という特別扱いを受けられる。*国家科学技術賞は、国務院が2000年に設立した中国国内最高レベルの科学技術表彰であり、国家最高科学技術賞、国家自然科学賞、国家技術発明賞、国家科学技術進歩賞と中華人民共和国国際科学技術協力賞の5項目がある。事務局は、中国科学技術部(MOST)に内設される「国家科学技術奨励工作弁公室」が担当する。
[JST北京事務所]