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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2013/09/04
- 抄訳記事公開日:
- 2013/09/24
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中央アジア・ヨーロッパ諸国、地域科学技術協力センターの構築に力を入れる
- 本文:
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2013年09月04日付の「中国科学報」ネット版は、第3回中国―アジア・ヨーロッパ博覧会科学技術協力フォーラムにおいて、中央アジア・ヨーロッパ諸国が、地域科学技術協力センターの構築に力を入れると報じた。本記事ではその概要をまとめる。
第3回中国―アジア・ヨーロッパ博覧会科学技術協力フォーラムが3日に新疆ウルムチで開催され、ロシア、モンゴル、カザフスタン、オーストリア、カナダ、中国などの国々の科技部門の政府職員及び科研代表らが、アジア・ヨーロッパ諸国は、科学技術資源を共に享受する体制づくりを促進し、オープンな協力システムを構築し、地域科学技術協力センターを作り、政府と民間の両面にわたり、科学技術協力によって地域的な全面協力体制の構築を牽引するとの考えを示した。
中国科技部の王偉中副部長は、「目下、新疆及び周辺国家の科学技術、経済協力はすでに歴史的に最高の時代に突入し、科学技術協力モデルの戦略的なアップグレードを更に導き、科学技術協力の水準を高いレベルに転換しなければならない。同博覧会は、これらを達成する上で適切な協力プラットホームを提供した」と述べた。
中国はすでに154の国・地域と科学技術協力における良好な関係を築き、10ヶ所の国際イノベーションパークと55ヶ所の国際共同研究センターを構築した。中央アジア諸国が成熟した科学技術の成果を生産力へ転化できるよう促し、科学技術産業により経済発展の推進を加速させるため、中国は現在、新疆で「中国―中央アジア科学技術協力センター」を建設しているところである。つまり新疆に中国と中央アジア諸国との科学技術協力と交流の重点地域を建設させることにより、西へ向けて開放された科学技術協力の新たな枠組みを構築するのである。その一方で中央アジア諸国では、野外科学モニタリングステーション、科学試験モデルスポット、中国サイエンスパークおよび中国農業模範拠点の建設を構想している。
[JST北京事務所]