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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 科技日報
- 元記事公開日:
- 2013/06/20
- 抄訳記事公開日:
- 2013/09/27
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中国、フランスに代わって世界の科学強国TOP5に突入するか
- 本文:
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2013年6月20日付の「科技日報」ネット版は、ネイチャー出版グループが北京時間6月20日1時に「Nature Publishing Index – 2012 Global Top 200」を発表したことを伝えた。本記事ではその概要をまとめる。
「Nature Publishing Index – 2012 Global Top 200」(以下「Index」と称す」)は、「ネイチャー」誌及び同グループ所属のリサーチジャーナル17誌に発表された研究論文数を基に、国ランキングと研究機関ランキングを作成したという。「Index」によれば、100の対象国のランキングにおいて、中国は、米、英、独、日、仏に次いで6位にランクされている。研究機関TOP200には、中国からは9機関(2011年は3機関)がある。うち、中国科学院(12位)、中国科学技術大学(72位)、清華大学(88位)と北京大学(93位)はTOP100に入っている。
また、「Index」では、中国、ブラジル、アイルランド、ケニアとサウジアラビアを「注目すべき5つの重点国」に掲げている。うち、中国については、ランキングの作成者は、「2013年度のランキングにおいて、中国はフランスに代わって世界科学強国TOP5に入る」と予測した。
この他、「Index」は、中国が物理学の伝統的な強国であり、2012年に、ライフサイエンス分野でも大きな進歩を遂げたと評価したとともに、中国では、基礎研究予算のR&D予算全額に占める比率が4.6%しかなく、最も発達した国の15~25%までに巨大な差があると指摘した。
[JST北京事務所]