[本文]

国・地域名:
アイルランド
元記事の言語:
英語
公開機関:
アイルランド科学財団(SFI)
元記事公開日:
2013/08/09
抄訳記事公開日:
2013/08/31

炎症性腸疾患に関連する新たな事実を確認

NUI Maynooth research team identifies breakthrough for inflammatory bowel disease

本文:

アイルランド科学財団(SFI)の2013年8月9日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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アイルランド国立大学メイヌース校の研究チームが、クローン病などの炎症性腸疾患の予防につながる可能性のあるたんぱく質「Pellino 3」を特定するという、画期的な発見を成し遂げた。この研究成果は権威ある『Nature Immunology』誌でも認められ、同誌に掲載された。

Paul Moynagh教授(アイルランド国立大学メイヌース校の生物学部長(Head of Department of Biology)兼免疫学研究所ディレクター(Director of the Institute of Immunology))が率い、トリニティ・カレッジ(ダブリン)とユニバーシティ・カレッジ・コークの共同研究者から支援を受けている研究チームは、腸内の厄介な炎症を抑制し、その結果クローン病の発症を防ぐ上でたんぱく質「Pellino 3」が果たす重要な役割を発見した。米国クローン病・潰瘍性大腸炎協会(Crohn’s & Colitis Foundation of America)によれば、米国では200人に1人が、また欧州では200万人以上が炎症性腸疾患に苦しんでいるという。

[JSTパリ事務所]