2013年6月27日付の「中国科学院」ウェブサイトでは、中国科学院（CAS）が国際化戦略専門家諮問委員会（国際化戦略アドバイザリーカウンシル）を設立したと伝えた。本記事ではその概要をまとめる。
同国際化戦略アドバイザリーカウンシルの設立式典は6月25日に行われ、CASの張亜平副院長が出席した。張副院長によると、世界一流の科学研究機構を目指すCASでは、世界を視野に入れた科学技術イノベーション、人材育成、研究環境づくりの国際化を狙いとする国際化推進戦略の実施に取り組んでいる。国際化戦略アドバイザリーカウンシルの設立は、上述の国際化推進戦略実施に合わせて、戦略と政策の研究強化、国際化指標システムの構築等において、専門家による提言・評価の機能強化を期待されているという。アドバイザリーカウンシルは、CAS及び外部機関から選ばれた21人の専門家から構成されており、CASチベット高原研究所長の姚檀棟院士が会長に就任した。

[JST北京事務所]