[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済技術省(BMWi)
元記事公開日:
2013/09/11
抄訳記事公開日:
2013/10/18

ドイツのITセキュリティ産業が重要性を増す

Deutsche IT-Sicherheitswirtschaft gewinnt an Bedeutung

本文:

連邦経済技術省(BMWi)の委託によってなされたITセキュリティに関する調査結果が公表された。これに関して同省は概略以下のような報道発表を行った。

ビジネスのデジタル化が進み、ドイツ企業はその専門的知識の保護に投資することが非常に重要となっている。ドイツのITセキュリティ産業は既にこの領域で多くの適切な製品を供給している。ドイツのITセキュリティ市場で強まる経済的重要性に関する調査が、BMWiの委託により行われた。

調査の結果によると、ITセキュリティ産業はドイツの未来産業分野において最も有力な産業の一つである。特にドイツのITセキュリティ業者の強みはクリプトグラフィー、スマート・カード、PKI(Public Key Infrastructure)、デジタルサイン等の領域にある。「モノのインターネット」、産業の管理、制御システムのネットワーク化の増大、ネットワーク、eガバンメント等の技術的イノベーションにともない、ITセキュリティは将来にわたって魅力あるビジネスフィールドである。2012年における同分野の輸入割合が約20%に過ぎないということは、ITセキュリティ製品およびサービスに対する需要はドイツにおいて主に国内生産によってカバーされており、国際競争においても対抗していけるということを明らかにしてくれる。更にこれについてはITセキュリティ産業の振興に対し、さまざまな国レベルの活動が提案されている。それには研究とイノベーションのネットワーク化の強化、専門家需要の確保、そして中小企業の輸出能力の振興が挙げられる。

なお、この調査はBMWiの委託によりダルムシュタット工科大学の経済研究所が行ったものである。

ドイツのITセキュリティ市場調査2013(英語版サマリー):
http://www.bmwi.de/BMWi/Redaktion/PDF/Publikationen/Studien/it-sicherheitsmarkt-in-deutschland-zusammenfassung-englisch,property=pdf,bereich=bmwi2012,sprache=de,rwb=true.pdf

[DW編集局]