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国・地域名:
アイルランド
元記事の言語:
英語
公開機関:
アイルランド科学財団(SFI)
元記事公開日:
2013/09/02
抄訳記事公開日:
2013/09/20

一般的な食卓塩からナノワイヤーを「成長させる」方法を発見

Trinity Scientists Discover Method to ‘Grow’ Nano-wires from Common Table Salt

本文:

アイルランド科学財団(SFI)の2013年9月2日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ダブリン大学トリニティ・カレッジの研究者が、一般的な食卓塩(塩化ナトリウム)から微小なナノワイヤーを「成長させる」ことが可能であることを初めて発見した。

研究者たちは、科学的手順を用いて超分子ポリマーゲルと呼ばれるゲル状の柔らかな物質を生成し、この超分子ポリマーゲルを「ガーデン」すなわち基盤として利用すれば、新しい構造体を成長させることが可能であることを実証した。

代表著者であるトリニティ生物医学研究所(Trinity Biomedical Science Institute)のThorri Gunnloaugsson教授は、この発見の重要性について次のように話している。

「次世代の電子デバイスの開発においては、導電性ワイヤーが非常に重要な意味を持つが、このイオン性ナノワイヤーにより、電気化学セルおよび生体細胞において画期的なイオン・ブリッジを開発する機会が得られることになろう。さらに、今後このような物質を成長させ、そこから有用な成果が得られる可能性は、将来の技術において重要な役割を果たすに違いない。」

「ワイヤーを成長させるこのプロセスの応用性はまだ実証されていないが、それだけに今回の発見は実に刺激的で、研究者にとっても他の人々にとっても新しい研究の道が開かれたといえるだろう。」

[JSTパリ事務所]