[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
原子力・代替エネルギー庁(CEA)
元記事公開日:
2013/09/12
抄訳記事公開日:
2013/10/28

CEAが産業向け研究開発で提携

Cetim et le CEA partenaires pour renforcer leur R&D dédiée à l’industrie

本文:

原子力・代替エネルギー庁(CEA)の2013年9月12日標記報道発表の概要は以下のとおり。

フランスおよび欧州の産業再興の課題への対応としてCEAの技術研究拠点であるCEA-Techと機械工業技術センター(Cetim)は、特に高度製造技術の領域において欧州の主導的立場を強化する目的で戦略的提携関係を結んだ。この関係強化の狙いは技術の熟成、能力と基盤設備の相互補完等に関して両者が一致して当たることにある。

[イノベーションによる産業再興]
この提携により企業向け研究開発を強化することで、技術提供による付加価値の増大を次のようにして可能にする。
・大企業、中堅企業、中小企業向けに技術移転の量的拡大を図る
・財源確保の問題に関しては決定的な能力を発揮する
・新たな資金や技術を通して企業の再活性化を加速する方法により、機械や製造の当事者間で技術や製法を共有する
・技術イノベーションの展開を支援するより完璧なサービスの提供を推進する

技術研究の老舗としてCetimおよびCEA-Techの3つの研究所(Leti、List、Liten)は2006年から「カルノー研究機関」の指定を受けている。この協定により製造業の「カルノー研究機関」の側に立ったイノベーションや技術研究の拡大による全国的な産業再編に貢献している。
国土全域に張り巡らされたCetimの設置網(サイトが3箇所、共同・提携センターが4箇所、地域の出先部門が16箇所)および最近地域に設置されたCEA-Tech(4箇所)が、各地域特有の企業に適した技術移転能力を提供する。

[欧州随一の製造業向け研究実施機関]
標記協定によりCetimとCEA-Techは製造業の領域において欧州随一の技術研究実施機関となる。1000名の要員と10の基盤設備を擁し、シミュレーション、材料・コーティング、製法・監理法、ロボット化、作業者支援、人材育成・資格取得など主要な能力基盤を提供する。

[DW編集局+JSTパリ事務所]