[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2013/10/16
抄訳記事公開日:
2013/11/01

中国・アメリカ防止治療プロジェクト、中国HIV感染流行重症地域までカバー

中美防治项目覆盖我国艾滋病流行严重区

本文:

2013年10月16日付の「中国科学報」ネット版は、「中国・メルク(*)HIV感染総合予防治療協力プロジェクト」(第Ⅱ期)の覚え書き調印式が行われたと報じた。中国・アメリカ防止治療プロジェクトには、中国HIV感染流行重症地域などが含まれている。本記事ではその概要をまとめる。

最近、北京で行われた「中国・メルクHIV感染総合予防治療協力プロジェクト」(第Ⅱ期)の覚え書き調印式で明らかになったところによると、2007年に同プロジェクトが開始されて以来、計1400万人に援助を提供し、直接に利益を受ける者は600万に達し、最もHIV感染が深刻な多民族州である涼山州の17県(市)、四川省(涼山州を除く)のほかの20州の35県・区がカバーされている。

2005年5月、米国メルク基金会と衛生部が全面的にHIV感染を予防・治療する協力プロジェクトに調印し、総経費3000万ドルの協力プロジェクトが最初に四川省で開催された。5年間にわたる努力を経て、同プロジェクトは、国民、特に青少年がHIV感染に対する認識を高め、HIV感染の予防教育を普及させ、HIV感染のハイリスクグループにおける伝播を減少させた。同時に、HIV感染者、患者及び患者の家族に持続的な治療、配慮及び支援サービスを提供した。HIV感染者及びその家族へのサポート、及び社会的支援を通して、HIV感染が生じるマイナス影響が減少した。

*メルク:アメリカ合衆国・ニュージャージー州を拠点とする、世界的な製薬会社である。

[JST北京事務所]