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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- フラウンホーファー協会 システム・イノベーション研究所(ISI)
- 元記事公開日:
- 2013/09/30
- 抄訳記事公開日:
- 2013/11/05
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研究プロジェクト「Get eReady」がスタート:電気自動車の経済性テスト
- 本文:
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フラウンホーファー・システム・イノベーション研究所(ISI)はカールスルーエ工科大学(KIT)、ボッシュソフトウェアイノベーション、アトロンカーリース、情報技術系のヘルデレ と電気自動車のフィールドテストを実施する。このほど医薬品メーカーのWala Heilmittel GmbH (Wala社)がこれに加わることになった。これに関してISIは概略以下のような報道発表を行った。
「Get eReady」プロジェクトは、ハイブリッド車・電気自動車をどのようにして経済的に運行させるかを大規模なフィールドテストによって分析しようとするものである。このほどWala社が電気自動車を社用車として導入し、初の企業による電気自動車の経済性テストに参加する。シュトゥットガルト地域において、合わせて750台からなるハイブリッド車・電気自動車を2015年末までに投入することを目標としている。「Get eReady」は40あるバーデン・ヴュルテンベルク州(BW)のショーウィンドウ「Living Lab BWe mobil」プロジェクトの一つであり、連邦政府によるショーウィンドウ・イニシアティブの枠組みの中で連邦経済技術省(BMWi)から470万ユーロの助成を受けている。ISIは技術的、経済的なポテンシャルを分析することになっている。
Wala社はこのプロジェクトに参加することを、重要で一貫したCO2排出削減戦略の一部であると考えており、環境問題担当ヴァイラント氏は「我が社は次世代に対して環境と自然に関する責任を負っていると感じている」としている。
プロジェクトリーダーであるISIのプレッツ博士は、分析フェーズ開始にあたり、「Get eReadyの中で行われる我々の調査の目標は、これまでの輸送手段が電気自動車によって代替しうるか否かを判定し、コスト削減をそこから引き出すことができるかを検討することにある。具体的にはWala社の自動車にGPS追跡装置を取り付け、それに基づいて電気自動車の利用を詳細にシミュレートし、評価する」と語った。
ハイブリッド車・電気自動車の経済的利用を左右する要因を見出すため、できる限り多くの異種分野から参加者があることが重要である。そのためこのプロジェクトは商用、公用、私用、あらゆる分野の輸送手段を幅広くフィールドテストする計画である。Wala社によって、今日まだ電気自動車との接点が少ない企業の参加を得た。社会介護サービス、製造業、広告宣伝エージェント、建築・エンジニア事務所等の分野からも関心が寄せられており、今後、各分野のニーズに関する分析がなされる見込みである。
2012年4月連邦政府は国内4地域を「電気自動車ショーウィンドウ」として選定し、連邦議会の決議に基づいて代替エンジンの研究開発を振興している。政府は同プログラムのため合計1億8,000万ユーロを助成金として準備し、各地域で定められた大型のデモンストレーション・パイロット計画では、エネルギーシステム、自動車、交通システムにおいて電気自動車がテスト、検証されている。
詳細情報(ドイツ語):www.schaufenster-elektromobilitaet.org.
[DW編集局]