[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 国立宇宙研究センター(CNES)
- 元記事公開日:
- 2013/10/09
- 抄訳記事公開日:
- 2013/11/12
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研究に特化した海底掘削の新たな時代
Une nouvelle ère de forages océaniques dédiés à la recherche
- 本文:
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国立科学研究センター(CNRS)の2013年10月9日標記報道記事の概要は以下のとおり。
ここ数十年海底掘削活動により得られた科学的進歩は、我々の地球に対する見方を根本的に変えた。科学者らは今や地震や津波などのプロセスがどのように進行するかについて以前よりかなりよく理解している。彼らは気候変動や深海底にいる限られた生命に関して重要な情報を獲得してきた。海底掘削によりプレートに関する理論が証明された。
しかしながらまだ多くの疑問が残っている。そういうわけで、この10月1日海底探査に特化した「国際深海掘削計画(IODP)」が開始され、研究海底掘削の新たな時代が始まった。今後10年間にIODPは社会にとって喫緊の関心事である科学的課題に焦点を当てることになる。
IODPの2013~2023年新規プログラムが本日パリのCNRSにおいて発表された。IODPは地球の3分の2以上を占める海洋(海底)における地球探査に特化した地球科学研究の重要プログラムである。この新IODPは前身のプログラム(2003~2013)で獲得した経験に基づいており、米国、日本、欧州、カナダのほか、準加盟国(中国、韓国、オーストラリア、インド、ブラジル)の科学者を結集している。
欧州はIODPにおいて独特の役割を果たす。現在欧州17カ国およびカナダが「欧州海洋研究掘削コンソーシアム(ECORD)」の下に結集している。ECORDでは毎年1回の探査派遣の実施を目標にしており、北極の氷海や南極海域など日・米の掘削船が機能しない海域での探査をするという意味で、この探査は独特である。このような海域は気候変動に重要な役割を果たしている。
[DW編集局+JSTパリ事務所]