高等教育・研究省の2013年10月22日標記報道発表によるとフィオラゾ高等教育・研究大臣は同日、学生による起業を促進するための4項目からなる行動計画を発表した。その中にはイノベーション、知識移転、起業を目的とした学生拠点（PEPITE）を約30箇所創設する計画が含まれる。概要は以下のとおり。

本施策は起業家の育成、大学課程における起業コースの追認、学生や若手学位取得者の起業活動の支援に関するもので、次のような目標がある。

・高等教育出身の若手による起業または企業の再興を4年間で20,000件達成する
・グランゼコールや大学で取り組む活動の数と規模を拡大する
・起業文化、イノベーション・プロジェクトの実施に必要なあらゆる能力等を展開することで、起業を高等教育における教育改革のてこにする

上記課題への取り組みにあたりフィオラゾ大臣は次の4つの主要施策を発表した。

1） 学士課程以降のすべての課程で起業・イノベーション教育を一般化する
2） イノベーション、知識移転、起業のための学生拠点（PEPITE）を約30拠点設置する目的でプロジェクト公募を実施する
3） 起業プロジェクトを手がける学生や若手学位取得者を対象とする「学生起業家」の規定（身分）を設ける
4） 「学生起業優秀賞」を設けることで学生や若手学位取得者による優れたプロジェクトの資金支援を行う

[DW編集局+JSTパリ事務所]