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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ノルトライン=ヴェストファーレン州 イノべーション・科学・研究・技術省
- 元記事公開日:
- 2013/10/02
- 抄訳記事公開日:
- 2013/11/20
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ノルトライン・ヴェストファーレン州の“Horizon 2020”に対する準備は万全
Minitserin Schulze und Miniser Duin: NRW is hervorragend auf Horizont 2020 vorbereiet
- 本文:
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新しいEU研究イノベーション基本計画“Horizont2020”開始に関してノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州のシュルツェ科学大臣とドゥイン経済大臣が説明を行う催しがデュッセルドルフで行われ、これに関してNRWのイノベーション科学研究省は報道発表を行った。以下その概略。
“Horizon 2020”発表に対する反響は非常に大きかった。大学関係、経済界から1,000人以上が今週初めドュッセルドルフで一堂に会した。2014年1月スタートする同計画の予算総額は700億ユーロ強と、これまでにない規模である。“Horizon 2020”は「科学エクセレンス」、「産業の指導的役割」、「社会的重要課題」という三つを優先事項としており、欧州における成長と雇用創出の鍵とであるとされている。
Horizon 2020直前のEU助成計画である第7次欧州助成計画フレームワークプログラム(2007-2013)(FP7)の総額550億ユーロからは、ほぼ10億ユーロの研究費がNRWの研究者に助成された。シュルツ大臣はドゥイン経済大臣と共にこの催しに際し、「良好な成果を“Horizon 2020”によってさらに向上させていきたい」と述べた。
FP7と“Horizon 2020“との基本的な違いは、研究から市場導入までの全プロセスを支援するという点である。さらに、助成に関する規則が大幅に簡素化される。これによってそれぞれの申請手続きが加速化されることになるだろう。公募終了から契約締結の間は8か月の見込みで、これまでかかっていた時間より1/4短縮されるということである。ドゥイン経済大臣は「我々は脱官僚主義を実践し、中小企業が容易に助成資金にアクセスできるよう、手続きを加速化させる」と宣言した。
シュルツェ科学大臣は「NRWのHorizon 2020に対する準備は万全である。我々の情報、コンサルティングに関する措置は広範に亘っており、我々がこのHorizon 2020でより一層存在感を示すことになることを確信している。」と語った。
EUは制度と予算配分に関する同意を経て、2013年11月にも2014-2020年の予算の枠組に関して公式に決議、続いて法令文案も作成することになる。EU委員会は第1次公募要項の発表時期として2013年12月半ばと告知した。 [DW編集局]