[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー・気候変動省(DECC)
元記事公開日:
2013/10/21
抄訳記事公開日:
2013/11/19

原子力発電所の新設(ヒンクリー・ポイントC)

Hinkley Point C

本文:

エネルギー・気候変動省(DECC)の2013年10月21日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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英国政府とエネルギー会社、フランス電力(EDF)の間で締結された契約に従い、英国では20年ぶりに新設の原子力発電所となるヒンクリー・ポイントC発電所が建設される。

建設用地の決定とそれに続く建設作業は、サマセット州にとどまらず全国的に雇用を創出し、経済に貢献すると同時に、ロンドンの2倍の面積の地域に供給可能な「国産の」電力を生産することになる。

発電所が稼働すると、この430エーカーの敷地(運転開始後に、165エーカーまで縮小)において、約600万世帯分の需要を賄うのに十分な電力が生産されることになる。さらに、この地域に900人の常勤職がもたらされ、建設期間中は約25,000人の職が創出されると見込まれている。

英国において原子力産業は、ほぼ5分の1にあたる電力を供給し、約40,000人を雇用している。ヒンクリー・ポイントCの契約についてデーヴィッド・キャメロン首相は「厳しい国際競争の中で、今回の計画は英国の信頼性を強調するものであり、我々がビジネスに対してきわめてオープンな姿勢を維持していることを明確に示している」と語っている。

[JSTパリ事務所]