[本文]

国・地域名:
アイルランド
元記事の言語:
英語
公開機関:
アイルランド科学財団(SFI)
元記事公開日:
2013/10/25
抄訳記事公開日:
2013/11/29

5,800万ユーロ規模の先進材料・生物工学研究センター

Government launches €58m in Advanced Materials and Bioengineering Research Centre

本文:

アイルランド科学財団(SFI)の2013年10月25日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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アイルランド政府は、5,800万ユーロ規模の先進材料・生物工学研究センターの設立に着手した。このセンターは産学協働の場であり、様々な産業部門のための新しい材料と装置、情報通信技術(ICT)ならびに医療器具の開発に取り組むものである。

先進材料・生物工学研究センター(AMBER)は、政府がアイルランド科学財団を通じて設立する世界屈指の7つの研究センターのうちの一つである。センターの設立資金として政府が3,500万ユーロを拠出するほか、2,300万ユーロが産業界のパートナー18社から提供される。

このセンターは、材料(物質)科学およびナノテクノロジーの分野におけるアイルランドのポジションを上位10カ国以内に定着させ、さらには順位を上げることを狙いとしている。リチャード・ブルートン 雇用・産業・技術相は、「ナノ科学および材料(物質)科学は、アイルランドが世界の上位10か国に十分にランクインしうる研究分野である」と語った。

ナノ科学だけでもアイルランドの輸出の10%に関与しており、様々な部門で250,000人の雇用を創出している。AMBERは、ユニバーシティ・カレッジ・コーク(University College Cork)とアイルランド王立外科医学院(Royal College of Surgeons of Ireland)との協力のもと、トリニティ・カレッジ・ダブリン(Trinity College Dublin)が主導する予定である。

[JSTパリ事務所]