[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州研究会議(ERC)
元記事公開日:
2013/11/08
抄訳記事公開日:
2013/11/29

韓国の若い人材をERCの研究チームに参加させるための新たなERC・韓国間の協定が締結

New ERC-Korea agreement for Korean young talent to join ERC research teams

本文:

欧州研究会議(ERC)の2013年11月8日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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韓国の若手研究者を欧州に招き、欧州研究会議(ERC)の助成金受給者で構成される研究チームに参加させる機会を促すための新たなイニシアティブが、本日明らかにされた。この協定は、韓国の未来創造科学部の崔文基長官と、ERCを代表して欧州委員会のモイラ・ゲーガン=クイン研究・イノベーション・科学担当委員が本日付けで署名した。

この協定の目的は、優秀な研究者を集めてアイデアや経験を交換させることで協力関係を促し、彼らの国際的なプレゼンスを高め、知識の拡充を図ることである。このイニシアティブにより、韓国でも有数の若手研究者が、ERCの資金提供を受けた研究チームに6~12か月間にわたって参加することが容易になる。

本日署名されたこの共通イニシアティブは、2006年に結ばれた現行のEU-韓国間における科学技術協力協定(Scientific and Technological Cooperation agreement)の「実施協定」というかたちをとっている。ERCの助成金受給者が主導するチームに参加する韓国の研究者は、チームの他のメンバーと同様にERCの助成金によって支援される。

この種の協定の第一号は、アメリカ国立科学財団(NSF)の若手研究者に欧州でERCが助成するチームに参加する機会を提供することを目的として、2012年7月に同財団との間に締結された。

[JSTパリ事務所]