[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2013/11/19
抄訳記事公開日:
2013/12/18

「長沙コンセンサス」に22大学が調印 ―臓器移植医療の国際協力の促進へ

22所大学签“长沙共识”促臓器移植国际合作  

本文:

2013年11月19日付の「中国科学報」ネット版は、中国の22大学が、臓器移植医療の国際協力を強化すべく「長沙コンセンサス」に調印したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中国・オーストラリア移植フォーラムが11月17日、湖南省長沙市で開催された。会議では、清華大学、北京大学、香港大学、浙江大学、中山大学、中南大学など22校からの臓器移植専門家が共同で「専門家コンセンサス」に調印した。また、専門家たちは、中国の臓器移植界が国際的な学術領域の地位向上のため、各大学の臓器移植医療機関と海外の大学との学術交流及び科研での協力の強化を呼びかけた。

「長沙コンセンサス」では、臓器提供と臨床移植の制度とシステムを構築して、臓器提供領域における基礎研究と応用研究の協力を推進し、臓器提供事業を更に規範化しなければならないことが指摘された。

「長沙コンセンサス」に調印した22校はまずシドニー大学と協力し、ドナーが提供した臓器の品質の維持、修復、臓器獲得のための組織構築などの面で科学研究協力と学術交流を展開する予定となっている。

[JST北京事務所]