[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2013/12/09
抄訳記事公開日:
2013/12/20

デング熱ワクチン開発を支援

BMBF unterstützt Kampf gegen das Dengue-Fieber

本文:

連邦教育研究省(BMBF)はデング熱ワクチンの開発をDVI(Dengue Vaccine Initiative)を通じて支援することになり、これに関して概略以下のような報道発表を行った。

BMBFは、デングワクチンイニシアティブ(DVI)を通じて、デング熱ワクチンの開発を支援する。ドイツにとって初の熱帯病との闘いに対する支援である。デング熱ウィルスは蚊によって媒介され、現在世界で毎年9,600万人が感染している。特に新生児や小児をはじめ、重症化した多数の罹患者が死亡している。地球温暖化だけでなく旅行者の流動性が高まり、伝染源である蚊が蔓延して、デング熱に感染する人が増えている。

ブラウンBMBF政務次官は「100万ユーロ規模のDVIへの支援によって、これまで顧みられることの少なかった、貧困と直結した疾病に対する研究助成を拡大する。同時にワクチン研究への取り組みを強化していく。効果的なワクチンと予防戦略は、感染症の脅威との闘いにとって欠くべからざるものである」と語った。
DVIは韓国のソウルを本拠地とする、いわゆる戦略的パートナーシップ、PDPs (Product Development Partnerships)である。WHO(世界保健機構)が、International Vaccine Access Center(ジョンズ・ホプキンス大学/米国)、Savin Vaccine Institute(米国)とInternational Vaccine Institute(韓国)と共同で立ち上げたイニシアティブである。DVIは、途上国と新興国のワクチン製造会社と共同でデング熱ワクチンを開発する。
詳細情報(ドイツ語):
http://www.bmbf.de/pub/vernachlaessigte_armutsassoziierte_krankheiten.pdf

[DW編集局]