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- 国・地域名:
- ノルウェー
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ノルウェー研究会議
- 元記事公開日:
- 2013/11/25
- 抄訳記事公開日:
- 2013/12/20
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独立研究機関の研究開発プロファイルを比較
- 本文:
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ノルウェー研究会議の2013年11月25日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===ノルウェーの独立研究機関のうち、海外から最も多額の収入を得ているのはどこか?また学術的な側面で最も高い評価を獲得しているのはどこか?ノルウェーの独立研究機関の研究開発プロファイルの比較から、研究機関によって大きな違いがあることが明らかになった。
独立研究機関というセクターは、ノルウェーの研究システムを支える柱の一つである。このセクターは、規模の点でも研究対象という点でも実に多種多様である。例えば産業科学技術研究所(SINTEF)はノルウェー国内最大の技術・産業研究所であるが、同じカテゴリーで最小規模のNarvik北方研究所(Northern Research Institute Narvik)の50倍の売上がある。社会科学系の研究機関もまた規模におけるバラつきが大きい。環境系と第一次産業系の研究機関では、その研究対象にも大きな違いが認められる。この点は、研究機関の研究ポートフォリオの多様性にも反映されている。
ノルウェー研究会議が、同会議から公的な研究資金を受領している50の独立研究機関の年次報告書をもとに統合的な分析を行ったのは、今回が初めてである。この分析は、2009年から2012年までのデータに基づいて実施されている。
各研究機関の研究開発プロファイルは、次のような6つの業績指標を用いてまとめられた。
1. 国からの委託による研究からの収入
2. 海外からの収入
3. 研究会議からの収入
4. 修了した博士課程の数
5. 大学およびユニバーシティ・カレッジの非常勤職員としての兼任状況
6. 論文出版度(publication points) [JSTパリ事務所]