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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2013/12/04
- 抄訳記事公開日:
- 2014/01/20
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科技部、国家重点実験室64機関の評価報告を発表
- 本文:
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2013年12月4日付の「中国科学報」ネット版は、科技部が64の国家重点実験室の評価報告を発表したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。
科技部は国家自然科学基金委員会に委託し、材料分野とエンジニアリング分野の国家重点実験室64機関について評価を行った。その評価結果によると、国家重点実験室はすでに国家重大科学・エンジニアリングの任務を担う主力となった。評価された実験室の5年間の科学研究経費は204億元に達し、先端科学分野において、一連の独創的な研究成果を獲得した。
評価期間中にこれらの実験室は21項目において国家自然科学賞2等賞を、1項目において国家技術発明賞1等賞を、80項目において国家技術発明賞2等賞をそれぞれ獲得した。その他、SCI(サイエンス・サイテーション・インデックス)掲載論文数は33,054編にのぼり、発明特許の授権件数は9,332件であった。
実験室は、国内外の有名な研究機関との協力を通して、中国国内および海外の学術界における影響力を高めた。しかし同報告では、国家重点実験室の重大かつ独創的なイノベーション成果は相変わらず少なく、科学の発展を牽引する能力の更なる強化の必要性や、実験室内部における学術交流や協力がやや少ないことも指摘した。
[JST北京事務所]