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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
- 元記事公開日:
- 2013/12/10
- 抄訳記事公開日:
- 2014/01/20
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ホライズン2020、当初2年間の予算150億ユーロで公募を開始
- 本文:
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欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2013年12月10日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===欧州委員会は、2014年から向う2年間の優先的助成分野を初めて明らかにした。研究者や企業にEUの研究政策の方向性がこれほど明確に示されたことは、未だかつてなかった。2014年度の予算による公募の大半については、本日の時点ですでに受付が開始されており、今年度中にさらに追加募集が行われる。2014年度予算を利用した公募だけでもその金額は約78億ユーロに上る。これらの資金は主に、下記のホライズン2020の主要な三本柱に提供される。
優れた科学(Excellent Science):予算は約30億ユーロ。優れた研究者を対象に欧州研究会議が助成する17億ユーロと、若手研究者向けのマリー・スクウォドフスカ・キュリー・フェローシップによる助成金8億ユーロを含む。
産業リーダーシップ(Industrial Leadership):予算は18億ユーロ。情報通信技術、ナノテクノロジー、高度製造技術、ロボット工学、バイオテクノロジー、宇宙などの分野において欧州の産業リーダーシップを支援することを目的とする。
社会的課題(Societal Challenges):予算は28億ユーロ。ホライズン2020が掲げる大別して7つの社会的課題(健康/農業・海洋・バイオエコノミー/エネルギー/運輸/気候行動・環境・資源効率・原材料/リフレクティブな社会/安全)に対処する革新的なプロジェクトを対象とする。
[JSTパリ事務所]