[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2013/12/12
抄訳記事公開日:
2014/01/24

中国が自主開発した初のクラウドコンピュータが完成

我国自主研发的首台“云计算机”问世 

本文:

2013年12月12日付の「中国科学報」ネット版は中国が自主開発した初のクラウドコンピュータが完成したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中国が自主開発した初のクラウドコンピュータ「紫雲1000」がこのほど公開された。これは、中国がクラウドコンピュータ・コア技術分野における重大なブレークスルーを獲得したことを表している。
 1台のクラウドコンピュータ「紫雲1000」のCPU数は6万5535個まで、ストレージは85PB(ペタバイト)まで拡張可能で、処理能力は1.2GB/秒に達する。バーチャル化モジュールやビッグデータ・モジュールなどで構成された独自開発のシステムソフトウェアが採用されている。
 同コンピュータはビッグデータ時代の国家情報安全のために重要な役割を果たすものであり、金融、電信、公安、交通などのビッグデータを活用する政府、企業のユーザーが求める高性能、低コスト、高信頼性、高い拡張可能性に対する要求を満足させることができる。また、インターネット、スマートシティ、スマートブリッド、スマートフォン、スマート交通などビッグデータ応用領域における情報技術の利用を促進する。
専門家は記者に対して、「クラウドコンピュータは電子行政とクラウドコンピューティング技術の理想的な融合を実現した」と語った。

[JST北京事務所]