[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2013/12/20
抄訳記事公開日:
2014/01/28

「Challenge ARGOS」プロジェクト公募の開始: ガス・石油採掘現場向けの自立ロボット

Ouverture du Challenge ARGOS : "Robots autonomes pour sites d’exploitations de gaz et de pétrole"

本文:

国立研究機構(ANR)の2013年12月20日標記報道発表の概要は以下のとおり。

ANRはTOTAL社と提携して本日「Challenge ARGOS」プロジェクト公募を開始した。TOTAL社が資金支援をしANRが実施する本公募は、ガス・石油の採掘環境で動き回る先端ロボットの開発を促進する狙いがある。ANRが実施する審査過程を経て選抜されたチームがTOTAL社の資金支援を受け競争する。応募書類の提出締め切りは2014年3月18日。

2014年行動計画の一環としてANRは、複数のチームが同じ問題に同時に挑戦して競争することを奨励する目的で「Challenge」という手段を提供している。企業であるTOTAL社が資金支援する「Challenge ARGOS」はロボット技術、とりわけガス・石油の採掘環境で動き回る先端ロボットに関するものであるが、地上または海洋の生産現場で完全自動または監理下で全く安全に稼動するロボットシステムを基盤とする。全般的な目標は孤立した現場でのオペレーションの安全性を高めることである。

TOTAL社はプロジェクトの公募の実施、審査とチームの選抜プロセスの管理をANRに委託した。このプロセスの結果からTOTAL社は各チームと契約し、各ロボットのそれぞれの機能方式をテストする目的で3回にわたるコンペを実施する。選抜された各チームは、フランスのチームでも外国のチームでも、最低50万ユーロの同額の資金支援を受ける。選抜されたチームの数に応じて、TOTAL社が支援額を増やすことも可能である。「Challenge」で勝利したチームは3回目のコンペの結果で決まるが、50万ユーロの賞金を受け取ることになる。

[DW編集局+JSTパリ事務所]