[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦環境省(BMUB)
元記事公開日:
2014/01/20
抄訳記事公開日:
2014/01/31

世界の再生可能エネルギー倍増は可能

Anteil der erneuerbaren Energien kann weltweit verdoppelt werden

本文:

アブダビで開催された国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の第4回会議において、世界の再生可能エネルギーの割合を30%まで倍増させることが可能、との報告がなされた。これに関してドイツ連邦環境自然保護建設原子炉安全性省(BMU)は概略以下のような報道発表を行った。

IRENA会議において、2030年までに世界の再生可能エネルギーの割合を倍増し、30%にすることが可能との報告が提示された。これは、世界のエネルギー消費の3/4を占める26か国を対象に初めて行われた調査である。

マクロ経済的に見て、再生可能エネルギーの倍増によって追加的なコストは発生しないという。環境と健康への被害が減少することによって余分なコストが削減されるからである。同時に、この分野で働く人間の割合は世界中で3倍の1,600万人強となる見込み。同報告書は、他にも様々な解決方法や技術的な選択肢を提示している。この調査結果は、ドイツも支援している国連のイニシアティブ「Subtainable Energy for All」の再生可能エネルギー倍増目標を後押しするものである。
今回アブダビにはこのIRENA会議とWorld Future Energy Summitのため、140か国から約1,000人が参加、なかでも各国のエネルギー担当大臣70人が訪れた。IRENAの代表委員は意欲的な2年間の活動計画と総額6,400万USドルの予算を決定した。なおWorld Future Energy Summitには政界、経済界、学術界、NGO等の代表者が一堂に会し、将来のエネルギー供給の方向に関して協議した。

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)http://www.irena.org/home/index.aspx?PriMenuID=12&mnu=Pri

[DW編集局]