ノルトライン・ヴェストファーレン（NRW）州イノベーション科学研究省はこのほど「先端幹細胞研究」に関して競争的資金の公募を行うことになり、概略以下のような報道発表を行った。

NRW科学省の応用研究を助成する「先端幹細胞研究」と題するプログラムは、支援総額400万ユーロで、最新の診断と処置方法の開発を目標とするもの。支援の対象は非生殖幹細胞の医薬品開発、細胞療法、個別化医療の領域等が中心となる。

申請は2014年3月31日まで、申請資格を有するのはノNRW州にある大学、大学病院、大学外研究機関、企業などで、助成期間は最長18か月。

NRW州はこの計画によって、幹細胞研究の助成をさらに拡大することになる。10年以上前から一貫して、同分野の基礎研究と後継科学者養成を支援しており、この新しい助成計画をもって幹細胞技術の応用研究にも重点を置くことになるため。

[DW編集局]