[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ノルトライン=ヴェストファーレン州 イノべーション・科学・研究・技術省
元記事公開日:
2014/01/24
抄訳記事公開日:
2014/02/17

理工系人材を育てるために

Wissenschaftsministerin und Arbeitsminister werben gemeinsam für naturwissenschaftlich-technische Berufe

本文:

ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州シュルツェ科学大臣とシュナイダー労働大臣は共にマルル市の「イノベーションによる未来(zdi)センター」を訪ねた。これに関してイノベーション科学研究省は概略以下のような報道発表を行った。

zdiは、NRW州全土42か所にセンターを持ち、児童、青少年の数学、IT、自然科学、工学(MINT科目)への関心を呼び覚ますため、経済界、教育機関を合わせ2,000以上のパートナー機関が協力している科学技術ネットワーク。今では毎年30万人以上の生徒たちがzdiによる助成金の恩恵を受けている。

若者に自然科学や工学分野の職業の魅力を感じてもらうために、zdiで体験学習ができるようになっている。NRW州は、研究室での実験や、大学、職業の選択に関する情報を用意するプログラムなどを助成している。

シュルツェ大臣談:「職業選択は個人的な決断であるがゆえに、包括的な指導や助言が一層大切だ。若者たちが自らの才能を発見し、最善の形でそれを利用するチャンスを得るためにzdiのネットワークが重要である。職業教育へ向かうのか、大学進学後に就職を希望するかによって違うが、重要なのは教育のシステムが透明性をもったものであり、理工系の職業に進むべき人材を失うことがあってはならないということである。」

シュナイダー大臣談:「産業が盛んなNRW州は、将来の理工系人材となりうる多くの若者たちを必要としている。職業訓練、大学教育を経て職業に就き、適正な収入を得て社会的参加を可能にするような道を見出すようにしていかなければならない。zdiセンターはこの点で重要な役割を果たすことができる。」

[DW編集局]