[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
研究・イノベーション総局
元記事公開日:
2014/01/24
抄訳記事公開日:
2014/02/19

欧州イノベーション都市賞:最終候補6都市を発表

Capital of Innovation: six finalist cities announced

本文:

欧州委員会は2014年1月24日に標題のプレスリリースを発表した。以下にその概要を紹介する。

第一回欧州イノベーション都市賞(European Capital of Innovation award ,iCapital Award)の最終6候補として、バルセロナ、エスポー、グルノーブル、フローニンゲン、マラガ、パリが選ばれた。選考委員会は、最終候補の6都市にそれぞれ賞金50万ユーロを授与することを決めた。優勝都市は、来る3月10-11日にブリュッセルで開催される欧州プレミア・イノベーション・イベントである「イノベーション・コンベンション2014」で発表される。

iCapital賞は、欧州都市のイノベーションを活気づけ、将来に向けた相互の最高のアイデアを共有できるような都市間のネットワークを作り出す目的で創設された。都市は、イノベーションのためにすでに取り組んできたことと同様に、将来的にイノベーションの能力を上げていくための構想でも審査された。以下が、応募総数58都市から最終候補として選ばれた6都市とその評価ポイントである。

・ バルセロナ(スペイン):都市を市民に近づけるための新しい技術を活用している点
・ エスポー(フィンランド):科学・ビジネス・創造性を結びつける戦略的なパートナーシップをつくっている点
・ グルノーブル(フランス):研究・教育・産業間のシナジーを通じた科学技術的な進歩へ投資を行っている点
・ フローニンゲン(オランダ):ユーザー中心のスマート・エナジー・エコシステムを開発するために新しい概念・手段・プロセスを用いている点
・ マラガ(スペイン):人々と創造的な産業が協力して成長を促進する新しい都市再生モデル
・ パリ(フランス):市所有の不動産をあらゆるビジネスによる実験的な革新的解決策に解放している点

[DW編集局]