オランダ科学研究機構（NWO）の2014年1月17日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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中国及びインドとの国際共同研究プログラムに続き、オランダ科学研究機構（NWO）はブラジルとの初の共同研究プログラムをスタートした。これにより、いわゆる科学技術新興国との戦略的提携を通じて、オランダの研究の位置づけを一層強化するというNWOの国際化計画の実現が加速されつつある。さらに、バイオベース経済をテーマに掲げているNWOは、経済的優先分野（化学、農業・食糧、エネルギー）の方針に対して大きく貢献している。

ブラジルとの共同研究の一環として、バイオベース経済分野の13件の研究プロジェクトに対して総額375万ユーロの資金援助が行われる。この資金については、NWOの理事会（Governing Board）が275万ユーロを拠出し、同じくNWOの科学部門（Chemical Sciences）と地球・生命科学部門（Earth and Life Sciences）が共同で100万ユーロを拠出する。

各プロジェクトでは、オランダとブラジルの研究者が数年計画で緊密に協力し、そこで得られた知識を共有することになる。オランダでは、13名の博士号取得者と博士研究員（ポスドク）が研究に参加し、ブラジル側でも同様の研究努力がなされる予定。

[JSTパリ事務所]