[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/01/29
抄訳記事公開日:
2014/02/27

奨学金受給者数が30年来最高の水準に

Zahl der BAföG-Empfänger auf höchstem Stand seit 30 Jahren

本文:

連邦内閣が第20次連邦奨学金報告を承認した。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略以下のような報道発表を行った。

第20次連邦奨学金報告によると、2012年の同奨学金受給者数は過去30年で最高となった。年平均で学生・生徒を合わせ計63万人が奨学金を受けており、これは前回報告期である2010年よりも7.7%増となっている。

月平均奨学金支給額も前報告期に比べて上昇しており、大学生では2010年の436ユーロから2012年の448ユーロへと2.8%増額されている。連邦と州を合わせた奨学金支出は2010年の28億8,400万ユーロから2012年の33億4, 000万ユーロと大きく増加しており、ほぼ18%の増加となっている。
ヴァンカBMBF大臣は「政府は、連邦奨学金法によって教育の機会を作り出し、投資を強化した。2008年に続き2010年の改革は実を結び、より多くの学生が学ぶ機会を得た」と語り、「連邦政府は、財政的に苦しい学生も教育の機会を得られるよう、今後も確実な教育助成を保証していくことが必要である。これからも遅滞なく改正法案を提出することを目標に、必要な話し合いを行う」と続けた。

連邦奨学金報告は隔年発行となっている。今回の報告期間は2010から2012年までを対象としている。報告書は連邦内閣が作成し、連邦議会及び連邦参議院に報告しなければならない。

[DW編集局]