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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2014/03/07
- 抄訳記事公開日:
- 2014/03/18
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2015年予算:USGCRPの配分
- 本文:
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米政府は3月4日、気候変動に関する2015年度予算案を発表した。多省庁が関わる米国地球変動研究プログラム(USGCRP)に対しては25億ドルが用意された。配分先は、航空宇宙局(NASA)に13億9200万ドル、海洋大気局(NOAA)や国立標準技術研究所(NIST)に3億4800万ドル、国立科学財団(NSF)に3億1800万ドルなど。
同予算は2012-2021年戦略計画で掲げた目標を実現するため、主に次の活動に充てられる:
・地球システムに対する自然・人類の影響を理解するための科学知識の向上
・緩和(mitigation)や適応(adaptation)に対して適切な判断をくだすための科学的根拠の提供
・気候変動の影響や脆弱性に対して、地域、地形、地方レベルでそれらを理解し、予測し、対応するための持続評価力を構築
・一般社会における気候変動に対する理解を深めるための教育及びコミュニケーションの向上
また、2015年予算は気候変動に関する観察、変化に基づく研究、モデリングと評価、科学活動の適応などに対しても支援を行う。これらの活動は様々なステークホルダーが活用できる技術報告書、影響・脆弱性評価、適応対応戦略を適宜作成するのに必要となる。 [DW編集局]