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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2014/02/21
- 抄訳記事公開日:
- 2014/03/19
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マイスター資格と大卒
- 本文:
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マイスター資格証書に、ドイツ及びEUの資格枠組6に相当すると明記されることになった。これに関してドイツ連邦教育研究省(BMBF)は概略以下のような報道発表を行った。
職業教育と大学教育は同等の扱いとなった。大学の学士にあたるバチェラーもドイツ及びEUの資格枠組6にあたる。新しいマイスター証書は、今年度ドルトムント手工業会議所マイスター式典の中でヴァンカBMBF大臣から手渡される。
同大臣は、「ドイツ資格枠組への明記は教育政策の一里塚ともなるものである。職業教育と大学教育が同等であると認め、ドイツのマイスター資格の高い位置づけを強調するものだからである。マイスター取得者は大卒者の後ろに隠れている必要がなくなったのである」と語った。
これは連邦と州の主導の下、労使双方と経済団体、アカデミアと実業界の専門家たちの継続的協力による長年に及ぶプロセスの中で行われたものである。職業資格はドイツとEU資格枠組の1から7に当てはめられる。例えば3年間の第一職業訓練終了はレベル4、学士とマイスターあるいは技術者の終了資格はレベル6に相当する。これによりEU内での教育終了資格は比較が可能になり、EU内の新卒応募や転職が著しく簡素化された。
[DW編集局]