[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 原子力・代替エネルギー庁(CEA)
- 元記事公開日:
- 2014/01/29
- 抄訳記事公開日:
- 2014/03/19
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CEA、Michelin社、Protéus社(PCASグループ)、SDTech社は中古タイヤの有効活用に関する革新的な2つの方式を共同で開発する
- 本文:
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原子力・代替エネルギー庁(CEA)の2014年1月29日標記報道発表の概要は以下のとおり。
TREC(Tyre Recycling)と称する本プロジェクは、Michelin社が主導し、中古タイヤの有効活用に関する2つの方式開発を目標とする。第1は「TREC Régénération」で、ゴムの混合物を再生して新しいタイヤを製造する。第2は「TREC Alcool」で、タイヤの製造で使用される一次材料の合成に必要となる化学的中間物の生成を可能にする。生成される
アルコールはフランスのブタジエン製造業「BioButterfly」において砂糖、木材等バイオマス由来のアルコールを補完する形で役立てられる。
「TREC Régénération」では、SDTech社とProtéus社がバイオ技術による極小微粉化、選択的脱硫に関するノウハウをMichelin社と共有し、新しいタイヤの製造において一次材料として使用可能な「微粉」を生成する。
「TREC Alcool」では、Michelin社、CEA、Protéus社が、中古タイヤのガス化から、得られた合成ガスの発酵によるアルコールの生成に至るまでの、一連の技術を開発する。
「TREC」の予算は8年間で51百万ユーロ。環境・エネルギー管理庁(ADEME)の採択プロジェクトで、Michelin社とSDTech社に対して「将来への投資」プログラムの一環として全体で13.3百万ユーロの資金支援が行われている。
[DW編集局+JSTパリ事務所]