[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究省(MESR)
元記事公開日:
2014/02/06
抄訳記事公開日:
2014/04/02

「再生可能エネルギー」関心表明公募の開始

Lancement de l'Appel à manifestations d'intérêt 'énergies renouvelables'

本文:

高等教育・研究省の2014年2月6日標記報道発表の概要は以下のとおり。

政府は環境・エネルギー管理庁(ADEME)が国に代わって「将来への投資」プログラムの一環として推進する「再生可能エネルギー」関心表明公募の開始を発表した。これによって国は再生可能エネルギーにおけるイノベーション支援を強化する。再生可能エネルギーは競争力(エネルギーのコスト、エネルギー自立)、雇用(生産、施設、保守)、環境(温室効果ガスの削減、大気の質など)の面でフランスにとっての重要課題である。

ここ数年、国は再生可能エネルギーにおけるイノベーション継続策にいくつか取り組んできた。2011年の第1波のプロジェクト公募は太陽エネルギーおよび風力エネルギーに関するものであった。2012~2013年の第2波のプロジェクト公募は地熱、海洋エネルギー、エネルギー貯留を対象とした。

2014年、国は「将来への投資」プログラムによる新たな関心表明公募によりさらなるイノベーション支援を行うが、これは広範囲の再生可能エネルギーのほか再生可能エネルギー源のハイブリッド化も対象範囲とする。いずれも具体的な応用を目標とする。新たな関心表明公募の対象には主として次のものがある。

・4つのタイプの再生可能エネルギー: 太陽光、太陽熱、風力、再生可能な低温
・同時に再生可能なソリューションのハイブリッド化。これには従来のエネルギー源のほか貯留手段が必要になる。

本関心表明公募は、1,125百万ユーロの資金支援を受け2010年からADEMEが運営している「将来への投資」による「再生可能・脱炭素エネルギーおよびグリーン化学に関する実証試験設備と技術基盤設備」プログラムの一環である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]