[本文]
-
- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2014/02/27
- 抄訳記事公開日:
- 2014/04/03
-
「未来活動都市」で市民対話が促進
- 本文:
-
連邦教育研究省(BMBF)は、「ZukunfsWerkStadt(未来活動都市)」で、15の地方自治体において持続的発展に関する市民参加プロジェクトを進めている。このほど、行ったアンケート調査に関してBMBFは概略以下のような報道発表を行った。
「未来活動都市」では、持続的発展に関する市民参加プロジェクトが進行中。市民が持続的都市開発に関するアイデアを出し、学界や経済界の代表者との対話の中でさらにそのアイデアを発展させていく仕組みだ。最近行われたアンケート調査によると、都市の持続的発展に関して、市民のアイデアと科学的意見との組み合わせが上手くいっていると参加者の80%が感じている。
ヴァンカBMBF大臣は「科学者の参加によって、自分たちの都市をより良く発展させることができるということを市民が知れば、気持ちも変わってくる。インフラ整備プロジェクトや、将来深刻な課題に直面した時に大きな意味をもってくる。科学は効果的な市民参加のための重要なパートナーだ」と語り、このモデルプロジェクトは成功と評価されるべきで、他の都市や自治体によって刺激となり、模範となりうるものだ。引き続き第二フェーズでは、15地方自治体がプロジェクトや戦略を市民と学界と共同で実施していくことができる、とした。
自治体で進められるプロジェクトの課題は、モビリティー、カーボン・ニュートラル、エネルギー供給、高齢化等である。市民は専門大学、総合大学、研究機関を相談相手、支援者として仰ぐことができる。例えばボンでは、その地域の総合大学及び専門大学の研究者が交通の流れを分析し、公共近距離旅客交通を市民の要望や環境保護の観点に添うように方向付けるモデルを開発している。
[DW編集局]