[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州研究会議(ERC)
元記事公開日:
2014/02/14
抄訳記事公開日:
2014/03/20

バイオマスの利用でCO2排出量が削減されることを示す

Tree harvest in Belgium shows use of biomass reduces CO2 emissions

本文:

欧州研究会議(ERC)の2014年2月14日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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効率的なのか? 経済的に採算がとれるのか? 本当に温室効果ガスの排出量を削減するのか?―これらは、再生可能エネルギー源としての植物由来のバイオマスの利用について、未だ完全に答えられない3つの疑問である。

これらの疑問に答えるため、アントワープ大学(ベルギー)で森林生態系とバイオ燃料用作物の研究を行っている、Reinhart Ceulemans教授が率いる研究チームは、化石燃料の代用品としてのポプラの可能性について、5年間にわたり研究を積み重ねてきた。今週、同教授とそのチームは世界でも最大規模の実験植林地で伐採を行っており、ポプラとヤナギはそれ自体が消費するエネルギーの6倍以上のエネルギーを生産し、CO2排出量を削減することが明らかにされた。

[JSTパリ事務所]