連邦経済エネルギー省（BMWi）のツィプリス政務次官は、国際情報通信技術見本市CeBITで「知的ネットワーク化」戦略について発言。これにより教育、エネルギー、健康、交通、行政等の領域におけるデジタル化とネットワーク化に新しいインパクトを与えるべきものであるとした。

同次官は「仕事と生活の領域におけるデジタル化の進展は、新しいチャンスをもたらすものである。コミュニティの多くの領域で、プロセス、製品、サービスを革新的な情報通信技術によって更に発展させていくことができる。しかしデジタル化の進展は同時に経済、社会、政治に新しい重要課題を突き付けてくる。このため関係者を早期に結びつけ、企業、団体、労組、学界、民間団体との幅広い対話によってデジタル技術の長所短所、チャンスとリスク、コストと効用を究明していく所存である。開かれたプロセスはデジタル技術への信頼を強くするだけでなく、産業界と消費者のために革新的な、実践的な解決策を発展させることができる」と語った。

「知的ネットワーク化」戦略は、新しい協力プラットフォームによる分野横断的な体制を拡大させようとするもの。データ保護、データセキュリティ、ユーザー認証、標準化、規格化といった問題を解決できるよう、既存の枠組みを適応させていかなければならない。「知的ネットワーク化」戦略は6月頃までに連邦政府のデジタル・アジェンダに取り入れられることになる。

[DW編集局]