[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2014/03/31
抄訳記事公開日:
2014/04/16

NSF新長官にフランス・コルドバ氏就任

France A. Córdova sworn in as NSF director

本文:

NSFは3月31日、新長官に宇宙物理学者のフランス・コルドバ前パデュー大学長が就任したと発表した。コルドバ氏は2007年から2012年までパデュー大学の学長を務めた。2002年から2007年まではカリフォルニア大学リバーサイド校総長を務め、物理学と天文学で教鞭を揮った。1996年から2002年まではカリフォルニア大学サンタバーバラ校で副総長の役を担いつつ、物理学を教えていた。1993年から1996年までNASAで主任科学者を務め、それ以前の1989年から1993年まではペンシルバニア州立大学の天文・天文物理学部長を務めた。1979年からロス・アラモス国立研究所で勤務し、1988年からは同研究所の地球・宇宙科学部門の副グループリーダーを務めた。
直近ではスミソニアン研究所の評議員会の議長、NSBの戦略・予算委員会委員長などを兼任。スタンフォード大学で学士号、カリフォルニア工科大学で博士号を取得している。
2013年7月31日に大統領から推薦を受け、その後、2014年1月6日に再推された。2013年3月に辞任したスブラ・スレシュ氏の後任となる。
NSFの年間予算は約72億ドル。2015年度の予算要求額は73億ドルで、2014年の成立予算から1%増。NSFの年間予算は連邦政府が大学などで行う基礎研究予算の24%を占めており、NIHが行う医療研究を除くと、その割合は60%となる。様々な分野において、NSFは連邦政府で行われる研究の基礎予算を提供している。

[DW編集局]