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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
- 元記事公開日:
- 2014/02/21
- 抄訳記事公開日:
- 2014/03/20
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西バルカン諸国、ホライズン2020に向けて体制を整備
- 本文:
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欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2014年2月21日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===近年、西バルカン諸国(WBCs)の科学的業績は向上したが、量・質の両面で今なおEU諸国の後塵を拝している。人材、研究資金および施設の不足、ならびに不適切な規制制度が、こうした状況の改善を妨げる主な要因となっている。この地域は現在も、1990年代に生じた科学者、技師および技術者の集団移動からの回復過程にあり、研究開発費の不足も業績不振の一因となっている。2012年、西バルカン諸国は米国で36件の特許を申請したが、これに対し米国屈指の研究大学と研究機関が申請した特許は平均で25件だった。また、各特許について、これらの国々には研究開発に対するより多額の投資が求められる。
西バルカン諸国の研究・イノベーション・システムを欧州研究圏に統合することが、科学的業績の不振を克服するための重要な一歩となる。EUが資金提供するプロジェクト「WBC-INCO.NET」は、西バルカン諸国における研究に的を絞った情報を提供することで、この分野におけるEUと西バルカン諸国間の協力関係を育む役割を果たしている。
「Towards 2020: New Horizons for RTD and Innovation in the Western Balkan Region(2020年に向けて:西バルカン地域におけるRTDおよびイノベーションのための新たな展望)」会議が2014年3月27日、28日の両日、ウィーンで開かれる予定である。その目的は、「ホライズン2020」に参加する上で新たなパートナーシップを確立するための環境を提供することである。会議では、確実でクリーンかつ効率的なエネルギー、情報通信技術、および包摂的、革新的で内省的な社会という選ばれた分野の研究活動やプロジェクトに焦点を絞り、ホライズン2020におけるネットワーク構築と協力を支援するためのマッチング・イベント(brokerage event)も開催される。
西バルカン地域、東南ヨーロッパ(SEE)、ドナウ地域およびその他のEU加盟国から、科学分野の政策決定者、研究者および産業界の代表者約200人がこの会議に参加する。ネットワークを構築し、選ばれた分野に特化したプロジェクトや各自の革新的な製品をプロモートする場を研究者らに提供することが、この会議の目的である。
[JSTパリ事務所]