[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
バーデン=ヴュルテンベルク(BW)州文化青少年スポーツ省
元記事公開日:
2014/03/24
抄訳記事公開日:
2014/04/24

教育ナビ「自分の道を見つけなさい」スタート

Bildungsnavi „Finde Deinen Weg“ gestartet

本文:

バーデン・ヴュルテンベルク(BW)州シュトック文化青少年スポーツ大臣は携帯情報端末から情報が得られる、教育ナビ「自分の道を見つけなさい」をスタートさせた。これに関してBW州文化青少年スポーツ省は概略以下のような報道発表を行った。

「教育ナビを通じて全国に類を見ない、新しい方法で若者に直接対話できることになった。さまざまな就学・職業訓練のチャンスがあることを彼らに確実に伝えることができる。」とシュトック大臣は語った。シュトゥットガルト地域商工会議所のリヒター理事長も教育ナビのスタートを歓迎し、職業選択指針改善に向かう正しいステップで、職業選択や教育進路に悩む若者を導いてくれるもの、としている。

教育ナビは14歳から22歳までの青少年が利用でき、目標別の複数の進路や選択肢を提示したり、どのような職業的選択の可能性があるかとか、どの職業が自分にとって有意義なのかをチェックすることができる。他にも、現在エンジニアとして働く一人の青年のプロフィールビデオを閲覧することができる。なぜ中学を終えただけの彼が希望するエンジニアという職業に就けたかと言えば、州の教育・職業訓練制度を最適に利用したからだ、といった具合だ。

BW州の「知識社会における生活適応に関する調査委員会」の行動勧告は、職業訓練校の強化と専門人材需要の確保を目標としている。このため同省は、職業訓練校関連予算として年間約500万ユーロを投入、教育ナビの開発と実施に関するコストは19万ユーロとなっている。

シュトック大臣は今後、職業訓練校の状況を更に改善していく所存であるとし、「産業界に対して、最適な学校教育を受けた優秀な職業訓練生を育成しようとするならば、総じて学校の質を向上させなければならない。このために授業内容の改善を必要とし、あらゆる種類の学校で個別化された学習を整備しなければならない」と語った。

[DW編集局]